FXで収益を上げるには、トレードする通貨が上昇するのか?
はたまた下降するのか?を予測しなければなりません。
上下するからいずれは・・・ということでは、運に任せており、
投資からギャンブルに変わってしまいます。
チャートが上下する起因は、市場参加者の考えによるものです。
その考えの根本は、経済指標の発表や、株価動向にあります。
今回は、経済指標の発表がもたらす影響について考えてみます。
米国経済指標の為替市場への影響は?
世界で取引される通貨で最も多く流通される通貨が米ドルです。
ですので、アメリカの経済指標は、世界の為替相場に大きな影響力を持っています。
今回は先日2019年8月2日(金)21:30(日本時間)に発表されたアメリカ経済指標に
ついてみてみたいと思います。
今回発表された内容は、「7月失業率」「6月貿易収支」「7月平均時給(前月比)」
「7月非農業部門雇用者数変化(前月比)」「7月平均時給(前年同月比)」です。
この発表では、雇用の鈍化する一方、賃金は緩やかに上昇したと捉えられました。
その結果、米中の貿易摩擦の高まりとともに、追加利下げの追い風になると
考えられました。
その時間帯の為替チャートが以下です。
この表はドル円です。
発表の21時30分のタイミングで、106.70円から107.05円に動きました。
しかしその後、この数日の円高トレンドに戻しています。
実際は1分足でみてみると21:34の106.62円から徐々に上がり
22:02に107.27円で上げ止まりました。
今回の発表で、追加利下げへの追い風になると判断し、
ドル高に動きましたが、動きはひとときのもので、
リスク回避の円通貨への買い(円高)へ戻した状況となりました。
経済指標タイミングでの収益はあげやすい?
アメリカの経済指標タイミングは、トレーダーとしては
チャート上大きな利益を得ることができるタイミングですが、
あくまで個人で投資をする場合、大きなリスクも抱えていることに
なります。
個人で資産を増やす場合、とってはならないのが、大きなリスクです。
経済指標を分析して、方向性を示すことは、為替の専門家でも難しい事です。
それをスマホ片手にトレードする私などでは、タイミングを逸し、
お金を取られて終わってしまいます。
多くの個人トレーダーがスマホ片手にトレードしていますが、
スマホでこの荒波に立ち向かうには、小さな木の棒で立ち向かう事と
同様です。木っ端みじんになってしまいます。
もちろんこの大きな動きを上手く乗りこなせば大きな利益が
でるでしょう。
でも育児をしながら・・・仕事をしながら・・・
こんな状況でトレードして結果を出すには、リスクが高すぎると
いうことです。
まとめ
米国経済指標の発表は、為替市場に大きな影響があります。
多額の利益があがるチャンスではありますが、
育児や仕事で忙しい我々には不向きなタイミングだと、ここはグッとこらえて
見送るのが賢明といえるでしょう。
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