GOLD(ゴールド)は、世界の経済不安や金利動向によって値動きが大きく変化する通貨ペアです。
2025年11月初旬のタイミングでは、長期的に上昇トレンドを維持しつつも、短期的にはやや調整ムードが漂う相場展開となっています。
この記事では、週足から5分足までのチャートを順に確認し、マルチタイムフレーム(複数時間軸)で現状の相場を整理します。
◆ 週足分析

週足チャートを見ると、依然として上昇トレンドが継続しています。
大局では2024年から続く上昇波の中にあり、安値を切り上げながらじわじわと高値を更新。投資家心理としては“買い優勢”の地合いです。
ただし、上ヒゲを伴う週が増えており、高値圏での利益確定売りも散見されます。200MA(200週移動平均線)との乖離が広がっている点も注意が必要。
このタイミングで新規にロングを持つよりは、押し目を形成するまでの様子見が得策でしょう。
◆ 日足分析

日足では、週足の上昇波が一服し、ややレンジ相場(もみ合い)の様相を呈しています。
サポートラインはおおよそ2,340ドル付近、レジスタンスは2,380ドルあたり。どちらを明確に抜けるかが、次のトレンドを決める重要なポイントです。
短期移動平均線(20MA)は横ばいになりつつあり、勢いの鈍化を示唆。とはいえ、中期・長期MAは依然として上向きで、全体の方向性としては「上昇中の調整」と見るのが自然です。
この局面では、安値圏での買い支えが確認できれば再び上昇再開のシナリオが浮上します。
◆ 4時間足分析

4時間足では、日足のレンジ内で上下動を繰り返しています。
直近では、一度下げ止まりを見せたあと短期的な戻しを試みる動きが見られますが、上値は重い状況です。
このため、今は「短期下落 → 戻り売り」の流れが優勢。
ただし、4時間足ベースで直近高値を上抜けるような動きが出れば、トレンド転換の兆しと判断できます。
押し目買いを狙うトレーダーは、MAやトレンドラインのリテスト(再接触)を確認してから入るのが理想的です。焦って飛び乗るより、根拠を積み上げてからのエントリーが安全です。
◆ 5分足分析

短期トレード(スキャルピング)での5分足を見てみると、相場はやや荒い動きをしています。
上位足での方向感が曖昧なため、短時間での値動きが乱れやすく、トレンドフォローが難しい局面です。
このようなときは、無理にエントリーを重ねず、明確なパターンが出るまで待つことが重要です。
トレード戦略としては、上位足の方向と一致したタイミングでの短期エントリーが基本。
逆張り(反発狙い)は一時的に利益が出ても、その後の急反転に巻き込まれるリスクが高く、特に初心者には不向きです。
◆ まとめと戦略
週足では上昇基調が続き、長期的には買い優勢。日足ではレンジ内での一進一退、4時間足では戻り売り優勢の局面、5分足では方向感のない細かい波動が続いています。
この組み合わせから考えると、現在のGOLD相場は「上昇トレンドの一時的な調整局面」と捉えるのが妥当です。
次に狙うべきは、4時間足でのトレンド転換確認後の押し目買い。上位足の流れに逆らわず、短期足でタイミングを合わせることが勝率向上につながります。
トレードでは、「どの時間足で判断するか」「どの時間足で入るか」を明確に分けることが非常に重要です。マルチタイムフレーム分析を活用し、長期の流れを読みつつ短期でリスクを抑えた戦略を実践していきましょう。


コメント