FXトレードを始める前に知っておくべき事は、どうやったら稼げるのか?
ということになります。
働いて稼ぐことが当たり前の人を作る日本の教育社会の中で、
投資に関しては学校では全く習うことが無いジャンルになります。
FXでどうやったら稼げるかを知る為に、まず必要なことは、トレードの軸になる
外国為替チャートがなぜ変動するのか?と言うことを知る事にあります。
為替チャートが動く基本を理解しよう
FXトレードの稼ぎ方の基本は、チャートが動く事に対しての
買い(Buy)もしくは売り(Sell)の行動になります。
例えばドル(米国)と円(日本)の通貨ペアの
チャートで考えてみます。
ドルが買われれば、チャートは上昇し円安になります。
また円が買われれば、チャートは下落し円高になります。
要するに、市場参加者の中でドルが買われる要素が増えれば
チャートは上昇します。
経済指標や要人発言による変動
どのような要素かと言えば、米国経済指標の発表で、
経済効果が高いものがあれば、市場参加者は、米国の経済が
良い状況なので、「米国(ドル)に投資する」=「ドルを買う」という訳です。
逆に、指標発表や要人コメントで米国経済に不利益なものが多くなると、
市場参加者のドルを売る行動が増え、チャートが下落します。
過去で言えば、リーマンショックがあった2008年、米国の経済懸念から
ドルが売られ、円が買われました。結果、115円ほどだったドル円相場は、
短期間で80円以下まで下がりました。
円相場の特異性
特に「円」相場というのは、世界の通貨の中でも緊急避難的な役割があり、
世界のどこかで問題や紛争などが起こると、世界の投資家達が、円買いに
動きます。安心通貨であるからという理由のようです。
ただ近年は、この役割を中国の人民元にとられつつあるようです。
チャートが動く要素の、経済指標発表には金利発表や労働者の雇用に関すること、
要人発言など多くの要素で動きます。また経済指標だけではなく、株価動向にも
反応します。
株価動向による変動
株価動向で、なぜ為替チャートが動くかをお伝えします。
ひとつは、GAFAM(ガーファム)と言われる株式市場に大きな影響のある企業の
株価がどう動くかによって、その企業の通貨(ドル)が買われたり、売られたりします。
これはGAFAMだけではなく、その他の企業であっても同様です。
日本の大企業の株価が急騰すれば、円を買う動きが強くなるでしょうし、
逆もまたしかりです。
さらにもうひとつは、現在の状況のような状態です。
新型コロナによる影響を受けた2020年1月の株価大幅下落から、
2021年3月現在、米国株式相場は大きく上昇しています。
しかしそのあまりにも急な上昇により、投資家にとってはバブル時のような
価値以上の価格になっているのではないか?という不安が募ります。
株式市場にお金を投資している投資家や投機筋は、株にお金を投資し続ける
事に危機感を持ち、保有株式を手放す動きが出てきます。
すると、投資家の中では、資金を為替に投入したり、ゴールドや仮想通貨に入れたり
と、資金を違う投資対象にもっていくことがあります。そうすることで、為替が変動する
ということになるのです。
保有ポジションの決済による変動
為替チャートの変動する理由の最後に、保有していたポジションの決済があります。
例えば、大きく下落していた相場で、下落する前から売りポジションを持っていた人、
下落中に売りポジションを持った人がいます。この人達が、「大きく利益が乗ったから」
「そろそろ下落が終わると感じたから」という理由で、ポジションを決済したとします。
「売り」ポジションを決済するわけですから、決済は「買い」をするということになります。
すると、市場の中では買いが増え、チャートは上昇になるということです。
チャートがジグザクと小さな山を作って動くのは、この買いと売りのバランスが
少しでも強い方に動くからに他なりません。
まとめ
為替チャートが動く理由を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
FXトレードでは、「チャートを制するものはFXを制す」と思っています(笑)
まずは、チャートが動くのはなぜかという基本を抑えていただけたでしょうか。
①経済指標の発表による、大きな変動
②株価動向による変動
③為替保有ポジションの決済による変動
大きくこの3つが影響を与えます。
なぜ為替チャートが動くのかを理解しておけば、FXトレードでチャートの今後の
動きを予測しやすくなります。
より稼げるトレードに近づけるということになっていきます。
最後まで目を通して下さりありがとうございました。
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